【連載企画】ゆきぐに探究委員のインタビュー記事_その3
今回は1年生の石口桃香さんの記事を紹介します!
以下は、石口さんが作成した記事になります。
松代高校 石口桃香:十日町の秘密
富澤さんが松代の地域おこしについて話してくれました。
まず松代の太平地区にあるおやっこ村ふれあい市場についてです。市場の建物を作ったり、環境整備をしてビオトープを作ったりしたのは13年前です。今では地域おこし協力隊が運営や店番など、地域の人と協力して行っています。作物はおじいちゃん、おばあちゃんたちが作っています。「おやっこ」という言葉は親戚という意味らしいです。
おやっこ村はたまに都会のお祭りの売り出しに行くこともあるそうです。
おやっこ村の作業で大変だったことが2つありました。
1つ目は作物を作って出荷してくれる人を増やすことです。最初は中部地区の人たちだけだったけど地域おこし協力隊がおじいちゃん、おばあちゃんに作物を出さないかと声をかけていたため松代だけではなく他の地域の方々も出荷してくれるようになり、現在では約50人くらいいるそうです。
2つ目は会計です。おじいちゃん、おばあちゃんの野菜が合計でどのくらい売れたか、今月はどのくらい売れたかなどを計算することです。おやっこ村は約4ヶ月半営業しています。4ヶ月半での売り上げは毎年増えているそうです。
次にボランティアに参加している人たちの状況についてです。松代は大地の芸術祭や24時間マラソン、冬の陣など沢山の行事があります。主に大学生の参加が多いみたいです。ボランティア活動は新潟以外の県や違う地域の方の参加が多くなかなか地元の人たちが参加しない状況となっています。
また、少子高齢化が進んでおり、昔の松代の人口は約4000人いましたが現在は約2500人にまで減ってしまいました。今はどの県でも少子高齢化が進んでいます。
ボランティアの数が足りていない時もあり、6月2日に行われたトレイルランは松代中学校の生徒全員が参加してくれました。
松代には昔から早稲田大学との交流があり、早稲田大学の学生が松代に来て勉強を教えてくれています。
最後に自分たちが住んでいる地域についてです。
高校を卒業したら、就職や大学の進学で地元を離れる若者が多いと思います。そうなっていくと人口が減り、地元には高齢の方達がほとんどになってしまいます。草刈りや町の整備をしてくれる人がいないと地域がさびれてしまい、地域を離れて行ってしまう人がより多くなってしまうと思います。
また人口が少ないと税金も少ないため、何かやろうとしてもお金が足りないので行事もできなくなってしまいます。そうならないようにイベントをしたり環境整備をしたりして住みやすい地域を保っています。
普段はあまり地元について考えることはありませんでしたが、このような話を聞き、改めて自分が住んでいる地域について考えることができました。
今回掲載の記事は以上になります。
人口減少の進行が進む地域において、次世代にどうやってバトンを渡していけばいいのか、悩ましいところです。
今回のインタビューで、地域の特徴・課題に少し触れました。高校3年間で、「自分たちにできること」を一つでも見つけ、チャレンジすることを期待しています。
お疲れさまでした。