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【連載企画】【最終回】ゆきぐに探究委員のインタビュー記事_その5

今回は1年生の小川史桜さんの記事を紹介します!

以下は、小川さんが作成した記事になります。


松代高校 小川史桜:十日町の秘密

地域おこし協力隊の方に聞いた!!ボランティアの極意とは!?

皆さんこんにちは。ゆきぐに探究委員の小川と申します。突然ですが、皆さんはボランティアに参加した経験はありますか?私は何度か参加しているのですが、今回の取材で私はボランティアへの考えがガラッと変わりました。
私は前々回のゆきぐに探究委員会活動で、地域おこし協力隊の富澤さんに取材をしました。富澤さんは様々な活動に参加しており、この記事ではその中の一つである「松代おやっこ村」と、富澤さんに教わったボランティアの極意についてご紹介させて頂きたいと思います!

「松代おやっこ村」とは!?名前の由来と活動内容!!

「おやっこ」とは、この地域の方言で“親戚“という意味があり、「都会の人と親戚のようなお付き合いをしたい」という思いから松代の7集落が立ち上げた組織です。
「松代おやっこ村」では主に農産物の生産販売活動、田舎体験・雪あそび体験、環境保全活動を行っています。富澤さんは「おやっこ村」で事務作業やPR、田舎体験、環境保全活動のお手伝いをしているそうです。

お手伝い・・・つまりボランティアをしている富澤さんですが、なぜボランティアをしているのか、その理由を教えてくれました。
「おやっこ村」については前述の通り、販売活動など多くの活動に力を入れています。ですが、人口減少や高齢化にともなって生産者が減り、高齢者の方だけでの活動維持が難しくなっていました。そんな状況を打開するため、富澤さんや地域の方、地域おこし協力隊の皆さんで「おやっこ村」のボランティアを始めたそうです。

地域おこし協力隊とは!?

地域おこし協力隊とは、主に過疎化や高齢化が進んでいる地域において、地域内外の人材を積極的に取り入れ、地域協力活動を行っている方々のことです。
協力隊の隊員の中には、任期を終えると移住・定住する方が多くいます。十日町地域の定住率は現在7割と、全国平均を上回っています。すごいですね!!

人口減少による苦悩!!!

前述にある通り、松代地域では人口の減少に伴い高齢化が進んでいます。人口が減少することはつまり、税金も減ってしまうということです。税金が減ってしまえば祭りなどの行事運営も厳しくなってしまいます。
それだけではありません。若者が都会へ出稼ぎに行くことで、さらに働き手がいなくなってしまうのです。これは由々しき事態です。

ボランティアの極意!!!

この記事の本題「ボランティアの極意」について紹介します。まず大前提として、「ボランティアは自分の意思をもって参加するもの」とされています。
富澤さんはお話の中で、今の松代地区の里山は、悲しいことに荒れに荒れているとおっしゃていました。その里山の整備も地元の人ではなく、他の地域の人や外国の方がボランティアで参加してくれているそうです。外国人は日本人に比べ、ボランティア精神が強いと話されていました。驚きですね・・・!!

そして、富澤さんは今回の取材で繰り返し話されていたことがありました。それは、「ボランティアは恩返しのつもりで参加すること」です。
富澤さんは、この「ボランティアは恩返し」について「今まで面倒を見てくださった地域のため、町のために感謝の気持ちをもって参加することだ」と話してくれました。

〜取材を終えて〜


私は今回富澤さんに取材をして、ボランティアについての考え方がガラッと変わりました。私は今まで様々なボランティアに参加してきましたが、特に難しく考えずに軽い気持ちで活動していました。ですが、この取材を終え、人の気持ちが、意思がどれだけ大切か教えてもらえました。この記事でボランティアの大切さを皆様にお伝えできたら、この記事を読んで、少しでも力になりたいという人が増えてくれたら嬉しいです。

ボランティアは、バイトや仕事のようにお金がもらえるわけではありません。
ですが、それ以上の経験や人とのつながりを得ることができます。
皆さんのような若い人材にとってはとてもいい機会だと思いませんか?
皆さんもボランティアに参加してみませんか?


今回で連載企画の記事は終了になります。

 探究ってなんだ?そこからスタートした「ゆきぐに探究委員会」。
探究コーディネーターの松井さんをはじめ、多くの人と関わりながら生徒は刺激を受けています。
 時には、悩むこともあるでしょう。大変なこともあるでしょう。そこに向き合いながら、仲間・周りの人の大切さや努力する大切さ、やりがいに触れ、自己の在り方の探究(キャリア探究)につながってくれたら嬉しいです。
 インタビュー記事、お疲れさまでした。
 2学期からも、活発に行動していこう!

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